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歯は健康の源~人生100年を見据えて

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International Dental Clinic(国際歯科) の日記

コロナからの脱却(その2)

2021.08.29

最近、日本も駄目だなと思うのである。健康保険医療制度にしても、人口構成比が逆ピラミッドになった段階で、既に崩壊している。と思っている。医療を受ける人間よりも医療を支える人間の方が少なくなったら、どういうことになるか、誰でも分かることある。

 そして、私が懸念するのは、なぜ、イギリスは既にマスクなしで、しかも医療が逼迫していないのに対して、一方、日本の現状は、極端な数字かもしれないが、イギリスの10分の1の感染者数しかいないにも関わらず、既に患者の受け入れ先がないと、絶望の悲鳴を上げている。そして、命の選択を迫られているのが実情である。この違いは一体、どこから来るのか?

 私は、やっと気が付いたのである。イギリスの場合、医療機関は殆どが公立であるのに対して、日本の場合は、殆ど民間である。あの日赤ですら、公立ではなく、日本赤十字社という民間組織である(私はそう思っているが、間違っていたら御免なさい)。従って、基本的に国のいうことに従う必要はない、つまり、コロナ患者を受け入れる義務はないのである。そこが日本が医療逼迫を起こしている最大の原因である。

 だから、要するに、指定感染症からコロナを外し、インフルエンザと同じ、5類に持ってきてやれば、開業医も受け入れることが出来、医療逼迫はなくなるはずである。その代わり、コロナも当然、健康保険の適用にしなければならない。そうすれば、一般医療と同じことになり、患者にも緊張感が出てくるはずであり、医療従事者も、活路を見出せることになるのである。今のままでは、患者も医療従事者も救われないのである。

 考えてみれば、バカみたいに簡単なことである。しかし、その馬鹿みたいに簡単なことが、おそらく一番難しいのだとわたしは思うのである。

 あのローマ人の物語を書いた塩野七生が、テレビで言っていたことを、思い出すのである。もうそろそろ、日本人も100%主義を捨てた方が良いと。そして、踊り場で考えろ、と。私も又、同意見である。尤も、ローマ人の物語の評価は別として。

  そして、最後に私が言いたいのは、今までの閣僚はコロナ対策の失敗を認めて、潔く(いさぎよく)辞めて頂きたい。こういうことを言うと必ず、誰がやっても一緒でしょっ、という意見が出てくると思う。確かに誰がやっても、多分、日本人全体の意識が変わらなければ一緒の結果になるだろう。しかし、私は、このコロナの失敗を認めて、潔く辞め、次に誰がなるのかは分からないが、政策の舵取りが変わることに意義があるのだと、思うのである。そうでなければ、一般国民は救われないのではないだろうか。現閣僚はいつまで、権力の座に恋々としているのか、もって、国民感情とは相容れないと思うのである。まあ、西村はかわいそうだとは思うが、二階にしろ、麻生にしろ、早いところ、養老院にでも入ってもらいたいものである。いつまで、権力闘争をしたら気が済むのか?と言いたい。早いところ辞めて頂き、贖罪のお遍路をして頂きたいものである。そうでなければ、コロナで死んでいった者が報われないのである。

 政治に限らず、全てのミッションは結果責任である。想定外だったというのは通用しないのである。

 それにしてもである。大方の国民が一様に思うのは、政治の無能さだろう。コロナと騒ぎだしてから、今まで、政治はコロナに翻弄されどおしである。むろん、それなりに、どうやって収束させようかと政治家も努力はしてきたのだろう。しかし、ことあるごとに既得権益に阻まれ、思うようにコロナを封じ込めてきていない。もうこうなったら、強制的にコロナ患者を受け入れる仕組みを作った方が良い。私も本当はコロナ患者の治療をしたいし、私自身はコロナに感染しても良いと思っている。しかしながら、私は一歯科医に過ぎないのである。だから、法的にコロナ患者には向き合えないのである。その歯がゆさが、どうしても拭い去れないところである。

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