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高齢者を活用せよ~超高齢化社会への提言

2019.06.04

今や人口が減少したとかで、やれ子供を産めだとか、外国人労働者を増やして単純労働をさせろとか議論がかしましい。子供を産めと言って顰蹙を買う議員も後を絶たない。それは当然のことである。子供を産む産まないはもちろん、それぞれの自由であるからである。又、外国人労働者を増やして嫌な仕事をさせろと言っても、ことはそれほど単純な話ではない。彼らも又、当然我々と同じ人間である。こちらの都合の良いようにはいくはずがない。では、一体どうすれば良いのだろうか?

 しかし、目を別のところに転じてみれば、果たして、この日本に働いて経済活動を担ってくれる人間は居ないのだろうか?待てよ。うようよいるではないか。退職して年金をもらって遊んでいる人間が。そう。団塊の世代が周りに一杯いるではないか!

 なぜ、こんなに大量に居る退職後の年寄りを利用しないのだろうか。今や人生80年、90年とも言われている時代である。元気で働く能力のある老人は大量に居るのである。こいつらを使わない手はないではないか。それに、こいつらはまだまだ、自分が輝ける居場所が欲しいはずである。それなら大いに彼らを活用しようではないか。日本を再び活気のある可能性のある国にするために。まさにWE make Japan great againである。

 まず、日本再生のために年寄りを使うということは、団塊の世代には福祉受給者であると同時に福祉供給者として供給者側に回ってもらわなければならないのである。つまり、金を稼ぐ側にならなければならないのである。そのためには老人が働き易い環境を整えることである。たとえば、敬老パスを発行して公的な交通費は只にするとか、時間的な拘束は止めて、好きな時に好きなように働いてもらうとかである。まあ、言うなれば年寄りの好きな様に働いてもらうのである。

 何をさせるか?ここが重要である。今のたるみきった若い奴らの再教育である。今や、学校は教育を放棄している。又、考える教育だとかで、ろくに詰め込み教育もしていない。わしから言わせれば詰め込み教育のどこがいかんのだと言いたい。言っておくが知識を詰め込めれるのは、あのまだ頭のやわらかい幼少期しかないのである。その時に詰め込めるだけ詰め込んでやらずに何が教育だと言いたいのである。考えるのは大人になり社会に出てから嫌でも考えなければならないのである。わしから言わせれば詰め込み教育こそ、真の教育なのである。もちろん、数学的な考えて答えを導き出す教育も必要である。わしも数学に嵌まった方である。しかし、人生には正解などないのである。これもまた事実なのである。

 話は逸れたが、今の若いやつはアホみたいにスマホをいじるしか能がないように思うのである。一番大事なのは教育である。人を教え育てることである。それをやるのに最適なのは人生の経験者である一度退職した年寄りなのである。わしはそう思うのである。又、人を育てることは非常に有意義な遣り甲斐のある仕事である。年寄りが一番輝ける瞬間ではないだろうか。

 生きていくために一番大事なのは絆だと言う。わしもそう思う。だとすれば、若いやつと年寄りが師弟の関係で結ばれることは日本再生のためにも、とてもとても意味があることだと思うのである。それだけではない。今や、独居老人が誰にも分からずに寂しく死んでいく時代である。死ぬ間際に走馬灯のように自分の過去が蘇ったはずである。人はやはり、一人だけでは生きていけないのである。振り向けば君が居る。歌の文句ではないが、君が居るから、やっていけるのであり、そこにこそ生きる最大の意味があるのだと思うのである。人は食欲や性欲だけで生きているわけではない。生きている意味、自分は確かに必要とされているのだと言う実感、それこそが一番大切なことだと思うのである。

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