International Dental Clinic（国際歯科） | 日記 | アホノミクスを検証する。

安倍の清明か何か分からないが安倍の傲慢政権が発足して、かれこれ５年程が経つのではないだろうか。きゃつの金融政策の柱の一つとして、きゃつは黒田という、いかにも私こそ優等生だという人物を日銀総裁に据えたのである。ワシは当然、金融政策など、ど素人もいいところであるけれども、まずは黒田の人となりを追っていこう。ワシは人がどんなに優秀かよりも、その人間が今までにどのように生きてきたかに興味があるのである。黒田はワシが勝手にプロファイリングをするに、おそらく出自は裕福な家庭の出だろう。ひょっとしたら、黒田官兵衛の子孫かもしれない。そして、頭も子供のときから優秀、常にトップクラスの学校を卒業して、その中でも抜群の優等生だったのだろう。そして海外にエリートとして赴任し、ある程度の実績を作ってきた人間、と勝手に想像するのである。しかし、この手合いは、遅かれ早かれ、どこかでその能力がストップするのが、一般的である。だから、ワシは黒田の能力を信用してはいない。また、この手合いは自分は絶対に間違っていないと必ず、思い込んでいるのである。優等生が常に陥る陥穽である。

　そして、アホノミクスの第二の矢？だったか、そう豪語して、金融緩和をしてかれこれ５年になる。ここで紛らわしい言い方をワシなりに翻訳したいのである。黒田の言う金融緩和とは、つまり札を大量に刷りまくって、市場つまり、銀行に貸し付けて、インフレに持っていこうとしただけのことである。と、ワシは勝手に思っているのである。そうするとどういうことになるか。そう、実体経済以上に資金が出回れば、当然、円の価値は下がるである。つまり、円安である。すると、日本の基幹産業である車が飛ぶように海外に売れるではないか。ここで、黒田は非常に紛らわしい言い方をしている。物価上昇率２パーセントという言い方である。この言い方では国民には全く分からないのである。
　要するにインフレに誘導しようとしただけのことである。そして、手始めに金融緩和と称して、輪転機で刷った膨大な資金を市場に投入し、円安に持っていったのである。そうなれば、輸出産業はものが飛ぶように売れて、結果、国民の給料が上がり、購買力が上がる。これも内需拡大と紛らわしい言い方をするのである。そして、国内で消費が上がれば、需要と供給の関係において、物価が結果的に高くなるということである。つまり、ケインズ経済理論をいまだにこの馬鹿は信じ込んでいるということである。昔、よく消費は美徳といったのはそういうことである。しかしながら、現実はというと、いまだ、デフレ基調にあり、物価は上がってこないのである。

　このことは、優等生の陥り易い陥穽である。今までの過去の成功体験から、いまだ、抜け出ていないのである。

　いまや、銀行は青息吐息である。誰も銀行なんかに預金したくはないからである。なぜなら、こんな小数点以下の０がいくつも並ぶような預金金利では手元に持っていたほうがまだましだからである。預金しておいて、コンビニのATMでおろそうとしようものなら、たちまち、手数料の１０８円が取られて預金金利は吹っ飛ぶどころか預金は手数料でマイナスになってしまうのである。したがって、銀行は預金が集まらない。集まらなければ、融資そのものができなくなるではないか。

　おかしいのだ。日銀のやっていることは。もうすぐ、黒田の任期も終わるだろうが、去り際に何をどのように総括するのだろうか。

　大体において、国民は政治家の顔の良さばかりを見ている。もしも、安倍の顔が山崎拓みたいな顔だったら、こんなに、安倍政権は長くもっただろうか？もし、小泉進次郎の顔が渥美清みたいな顔だったら、こんなにも人気が出ただろうか？そこをもっと考えてもらいたいのである。特に女の人には。政治家を選ぶのは人気投票をするのではない。顔や仕草などどうでもよいのだ。国民の大多数は安倍さん、安倍さん、きゃあ、きゃあと言って、自分で自分の首を絞めているようにしか、ワシにはどうしても思えないのである。最後に、山崎拓氏、並びにもう既に死んでしまった、渥美清氏には無礼この上もないことをお許しいただきたいものである。当然ながら、ワシは顔や外見では絶対に人を判断しない。ということを付け加えさせていただければ、幸いである。