International Dental Clinic（国際歯科） | 日記 | 秘密保護法の撤廃を求める。

　やはり、この法律はおかしい。そもそも、本当に言いたいことも言えない様では、民主主義は成り立たない。何も、言いたい放題が良いと言っているわけではない。言いたい放題のことを言って、人の心を深く傷つけるのは言語道断である。しかし、権力の力で人の口を塞ぐのはおかしい。それとこれとは全く別の話である。

　かといって、私はメディアに肩入れするつもりもない。残念ながら、メディアは視聴者の批判は絶対にしないからである。視聴者＝国民の批判はしない、というより、出来ないのである。国民が馬鹿で間抜けだから、良い政治家が出てこないのだ、などとは口が避けても言えないのである。なぜなら、視聴者は報道を聞いてくれる、又はスポンサーである企業の広告を見てくれる、大事な大事なお客様であるからである。客の悪口は言えないのである。それがメディアの限界である。

　ならば、私が本当のことを言うしかないではないか。政治家が馬鹿ばっかなのは、それを選んだ国民が馬鹿だからだと。そして、安保法制も秘密保護法もその成立を許したのは国民であり、沖縄の基地縮小が全く進まないのも国民が選んだ選択である。そのことに異論はないはずである。それなのに、メディアの主張はいつも決まって、善良な国民が、とくる。本当にそうだろうか？

　私とて、こんなことを書いて、見ず知らずの人間から、罵倒されたくはない。しかし、どこをどう見ても、安保法制は違憲だし、秘密保護法は憲法の国民の知る権利、又は、表現の自由から見ても、明らかに憲法違反である。このことだけは声を大にして叫びたいのである。そして、それを許したのはほかならぬ国民であると。