International Dental Clinic(国際歯科) の日記
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最後に笑うのは誰か?
2016.05.27
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世界は今や混沌としている。シェール革命のお陰で、原油がだぶつき価格が低迷し、産油国である中東もロシアもベネズエラも青息吐息である。もともと、これらの国は自分の領土内に大量の原油があるということだけで左うちわだった国々であるからして、我々の様にあくせくして働かないと何も得ることができなかった日本にしてみれば、ざまあみろと言いたくもなるのである。しかし、ことはそう簡単な話しでもなさそうである。
今や、地球温暖化阻止は喫緊の課題である。これ以上、化石燃料を途方もなく使い続ければ、経済成長の前に人類が生息できなくなってしまう。日本も年々気温が上昇しているのは誰の目にもあきらかである。春と秋が極端に短くなり、暑いか寒いかのどちらかである。北極には氷がないという。これはそら恐ろしいことである。
又、石油を無限に使い、大量に物を作っても、買う人間がいない。買う人間が居なければ、全ては負債として残るだけである。
中東も不安定になり、ロシアも首が締まって、いかにプーチンと言えども、だぶついた原油をさて、どこへ売ろうかと頭を悩ましているに違いあるまい。経済は低迷し、うまく日本をたらしこんで経済支援をもぎとろうとしているのが見え見えである。しかし、北方4島は絶対に返す気がないというのもまた見え見えである。
さて日本の立ち位置であるが、ここは肝の据わらない政治家共に任せない方が良いだろう。プーチンはあっさり、安倍を見限ってしまった。クリミア併合を黙認しなかったからである。あの件でこともあろうに安倍は西側諸国と歩調を合わせてしまった。西側諸国から見れば、ウクライナが正義でロシアが悪なのである。しかし、ロシアから見れば自分達こそ、正義でウクライナが悪なのである。そういう機微が、安倍には分からなかったのであろうし、無視し続ける肝も据わっていなかったのだろう。プーチンは安倍に裏切られたのである。そして、思った。もう、こいつは使えないなと。やっぱり、こいつはアメリカの犬か。それだったら、引き分けもないなと。北方4島は絶対、返さないと。
さて、最後に笑うのは資源大国なのか、それとも、蟻の様に、日夜あくせく働かなければ生きていけない我々日本なのか、ここはじっくり経過を見ていくのもおもしろそうである。いずれにしろ、肝の据わった方に軍配があがるのではないだろうか?