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歯は健康の源~人生100年を見据えて

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International Dental Clinic(国際歯科) の日記

無題

2017.09.08

ワシは考えた。どうせ理屈があってないようなこの人の世において、あれこれ考えるのも馬鹿らしい。さりとて自分の思うがままに行動したならば、すぐに警察のご厄介になってしまうだろう。ワシとて天涯孤独で生きているわけではない。それなりに世間のしがらみというやつがある。警察のご厄介になれば、それなりに迷惑をこうむる人間もでてくるというものである。

昔、もう、人生を終わりにしようと思って、自殺のまねごとをしたことがある。死ねば楽になれると思ったからである。それで、自転車にヨタヨタになった体でまたがって、トラックめがけて突っ込んでやったら急ブレーキを掛けられ、ドアから降りてきた運ちゃんに「馬鹿野郎!」と言って、こっぴどく怒られた。当たり前の話である。あの時、死ななくて良かったと思っている。自分のためではない。もし、あの時、ワシが死んでいたら、今は亡き、おっ母さんがどれだけ悲しんだかと思うと、死ななくて本当に良かったと思うのである。他にいろいろ、自殺のまねごとは試してみた、しかし、どれもうまくいかなかったのである。所詮、本当に自殺する覚悟がないからうまくいかなかったのかもしれない。

結局のところ、人は生きたくて生きるのではなく、自分が勝手に死ねば周りの人間はどうなるか、そこのところで生きているのではないだろうか?

人は誰もだれかと繋がりを持っているはずである。初めから何の繋がりもなく生きてきた人間など居ないはずである。ワシのようなくだらない人間にもそれなりのしがらみは今でもある。そして、「命を粗末にするな」ということはこういうことではないだろうか?普段は分からないかもしれないが、自分のことを思ってくれている何某かの人間が誰にでもすぐ傍にいると思うのである。そうであるなら、その人間の為にだけでも自分が生きることは、そのことだけにも価値があるのではないだろうか。

ワシは今まで一人で生きてきたと思っていた。しかし、空気のように思っていた最愛のおっ母さんが死んで始めて、自分は決して一人で生きてきたわけではないことに、人生に秋風が吹きかけた頃、やっと、気が付いたのである。

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