International Dental Clinic(国際歯科) の日記
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新たなる時代に向けて(その二)~輝く未来の為に
2017.06.28
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私は旧民主党政権の「コンクリートから人へ」のスローガンが好きだった。
これからは費用対効果の少なくなってきたダム建設は、もう辞めよう。ダムを造れば結局、上流からの土砂がせき止められてしまう。結果、護岸工事が必要となってくる。下流の平野部は海抜0メートル地帯が広がるだけだ。もちろん、生態系にとっては有害以外のなにものでもない。そんなことより、人に優しく多様な生態系にも優しい自然環境を造っていくべきではないか?旧民主党の原点はそこにあったと思うのである。そして、インフラを整備するよりも、もっと、もっと人に投資していこう。それが、新しい未来を切り開くのだ。ざっと、そういうことが旧民主党政権のアイデンティティだったのではなかろうか?私は、旧民主党政権になった時、新しい時代の幕開けを感じたのである。
それが野田の阿呆が議員定数の削減みたいなつまらないことと引き換えに解散などするから、自民党などをのさばらせる結果に繋がったのである。安倍を喜ばせてしまったのである。あの時、安倍は喉から手が出るくらいに野田の解散の言葉を待ち望んでいたのである。それは、あのときの党首討論で野田が解散しましょうと言ったときの安倍の待ってましたといわんばかりの表情がすべてを物語っているのである。
そして、案の定、安倍は定数削減の約束を果たすことなく、今日の顛末を迎えたのである。つまり、国政を私物化し、自分のお気に入りだけを厚待遇し、自分が歴史上に名前が残ることだけに価値を見出しているのである。しかし、こんなやつは国民にとっては有害以外の何者でもないのである。あまつさえ、安倍の女房役の菅(すが)は矛盾まるけのことを口走っているのである。官房副長官の萩生田がそんなことは言っていないから、文科省に聞けでは通らないだろう?!そもそも、官房長官ともあろう者が、こんな稚拙な言い訳をするとは、いやはや、あきれて開いた口も塞がらないのである。
安倍のいう憲法改正はもう、そのバックボーンが崩れ去ったのである。こんな一部のお気に入りのみを厚待遇する人間が国民のこと、自衛隊のことを本気で考えているわけがないではないか?!だから、安倍の憲法改正案は矛盾まるけなのである。
野党にも言いたい。安倍自民党を倒したいのであれば、むやみに不信任案だとか、辞任要求など突きつけないほうが良い。どのみち、数の原理で否決されるに決まっていることである。しかし、否決されてしまえば、結局、相手に新たなる信任を与えてしまったことになるのである。こんなことは、私なんかが言うまでもなく、誰でも分かっていることなのだが、そこが、ものすごく危うい。しかし、何も私は今の野党には何も期待していない。願わくば、阿呆なことをやって、安倍自民党が自然に消えていく道を塞ぐことのないようにしてもらいたいものである。