International Dental Clinic(国際歯科) の日記
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世界秩序とは何か?
2017.04.07
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世界秩序とは何か?と問われた時、私なら、それは戦勝5か国による、世界制覇だと答える。いま、起きているシリア内戦にしろ、北朝鮮の挑発にしろ、その根っこにある問題は戦後の世界秩序が戦勝5か国による意思のもとに構築されているのであるから、何とも解決の仕様がないということである。だってそうではないか!アメリカ、ロシア、中国、イギリス、フランスのどれか1か国でも拒否すれば、物事は絶対に動かないからである。しかし、こんなバカげた話があるだろうか?シリアのアサドがめちゃくちゃなことをしても、ロシアが「ニュエット」と言えば、国際社会も手が出せないのである。こんなむちゃくちゃな社会秩序があるだろうか?北朝鮮の問題でも、中国が拒否権を履行すればそれで終わりである。こんなバカげたことがあるだろうか?しかも、実際に抗日戦線で主に戦ったのは中国共産党ではなく、蒋介石率いる国民党だったのである。
そして、シリアも北朝鮮もそのことを知っているから、又、めちゃくちゃのことをするのである。これではまるで第二次世界大戦で連合国がファシズムと戦い、勝利をしたといっても、自分達がそれに取って変わっただけではないか!
もう、戦勝5か国による世界秩序は真っ平御免である。これが続く限り、日本の戦後レジームからの脱却も夢のまた夢である。そして、世界はこの5か国に支配されたまま、あり続けるのである。
私は国連の解体を切に望むものである。常任理事国の拒否権がある限り、国連など機能するわけがないのである。たとえ、安保理で5カ国が同意したとしても、それはただの総論賛成ということだけであり、各論では絶対に同意しないのである。これでは、問題は永遠に解決しない。こんな国連など必要ないではないか!私はそう思うのである。