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日本経済浮揚への提言~不要ではなくて浮揚への提言

2017.01.17

今や、日本は全ての業種において後継者がいない。賃金を上げても上げてもそれでも、次の世代を担おうとする、若者がいない。集まってくるのは外国人労働者ばかりである。どうやら、きつい、きたない、危険な仕事はまっぴらごめんだということらしい。漁業は跡取りがいない。今時、臭い魚にまみれて、漁師に等なりたくないというのが本音だろう。農業にしても、大体おなじことだろう。土を耕し、稲穂を植えて過酷な重労働を強いられる割には儲けがない。こんなことはやってられるか、というところだろう。林業もほぼ同じ。つまり、日本の一次産業には後継者がいないのである。これでは衰退するのは止むを得まい。では二次産業はどうかというとこれまた、衰退の一途をたどるのみである。今や、正規雇用よりも非正規の方が多いくらいである。ほとんどが、非正規雇用となりつつあるのである。非正規の方が使い勝手が格段に良いからである。では第三次産業ではどうか?これまた、数が多すぎて、今や、客の取り合いである。会計士などいくらでもいる。弁護士にしてもそうである。整体など、角を曲がればいくらでもあるという有り様である。又、医師、歯科医師も同じことである。人口は減少し、少子高齢化に歯止めがかからない。少し、田舎へ行けばもはや人陰もまばらである。人が一杯いるのは東京23区と大阪市と名古屋市ぐらいなものである。

しかし、こんなことばかり言っていても何も始まらない。そこで、私は私なりの観点から、日本経済浮揚の道筋を探っていきたいのである。まず、休みが多すぎる。いま、カレンダーを見ても一年のうちにどれだけ祝日があるというのだろうか。さらに日曜と重なると決まって振替休日になる。こんなことをしていては日本経済が浮揚するわけがないのである。加えて、だいぶ前から日本も週休2日制が当たり前のようになってきている。そうすると、例えば今月8日は日曜、9日は成人の日、火曜、水曜と働いてまた、木曜が週休2日制で休む。で金曜、土曜は半日だ。そしてまた日曜が来るのである。要するに、一週間7日ある中で、実働はと言えば3日半、実に半分は休んでいるのである。否、俺はそんなに休んでいないといわれる人達も大勢いるだろう。しかし、経済活動はお互いに関連している以上、他が休めば自分達も休まざるをえないのである。果たしてこんなことをしていて日本経済は浮揚するだろうか?ちなみに今年のゴールデンウィークはもっとすごいことになっている。4月29日の土曜日、昭和の日から始まって日曜、月曜、火曜、5月3日の水曜が憲法記念日、4日木曜がみどりの日、5日金曜が子供の日、6日が土曜で7日が日曜である。そうすると、ゴールデンウィークの前半の月、火も中途半端だから休むということになる。となると5月6日土曜日は更に中途半端だから休むということになり、実に驚くべきことに4月29日の土曜日から5月7日まで、9連休というすごいことになってしまうのである。こんなことをしていて、はたして日本は大丈夫なのだろうか?背筋も凍りつくような感じが私はするのである。そして、その連休中はまず、何も動かないのである。人が動かないのだから、経済も動くわけがないのである。そして、今や日本は一年中こんな状態である。これではいかに能力があろうとまとまった大きな仕事はまず不可能である。隙歯状態では動くものも動かないのである。

もう一つ、私が言いたい日本経済浮揚の要はメイドインジャパンへの回帰である。私は日本の文化は世界でどこにも真似のできない文化だと思っている。それは一言で言うなら、こだわりの文化、匠の文化である。とにかく日本文化はこれでもか、これでもかというぐらいに、一つのことを磨き上げていくのである。そして最終的にその原型を遥かに凌駕したものへと変貌させていくのである。これは日本にしかできないことだと私はどうしても思えてくるのである。独創性はさほどない。しかし、それを最高峰にまで磨き上げていくのであるが、しかし、それも、磨き過ぎて、使い物にならなくなってしまうのである。けれども、その過程がすごいのである。これは世界広しと言えども、どこにも真似ができない日本独自の文化の特徴である。ゼロ戦しかり、戦艦大和しかりである。私はいまだかつて、戦艦大和ほど美しい戦艦は見たことがない。ただ、戦うためにだけ作られたような戦艦だからである。しかし、大和はアメリカのグラマンの集中空撃に会って、敢え無くも海の藻屑になってしまうのである。

しかし、もういちど、我々はメイドインジャパンを復活させようではないか!そして、汚い、きつい仕事はしたくないという情けない根性は捨てて、もう一度困難に立ち向かっていこうではないか!そうすれば、日本はこの閉塞されたような経済の落ち込みから抜け出て、おおいなる輝く未来が必ずやってくると私は確信しているのである。アホな政治家に任せていても埒はあかないのである。あいつらはアホ丸出しである。ことに現政権はひどい。しかし、あれに代わる政党もないというのがもっと、嘆かわしいことなのである。国民はあんなアホを相手にすべきではない。我々は孤立無援になった時、初めて、本当の力が発揮できるのだということを、もう一度、私はここに言いたいのである。政府の馬鹿どもは絶対に相手にしてはならないのである。

(後記)最近の国会中継は全く見る気がおきない。高尚な理念もなければ、将来へのビジョンもない。あるのは、相手をへこませてやろうという下衆のこき下ろしだけである。大体が、時折り、中継に入る女狐たちの、にたくそ笑いが非常に不愉快である。安倍が何か野党の質問に対して言い返すと、それに同調するかのようにニタニタして、さも、権力を握っている自分たちの主張こそが道理だといわんばかりに、国民を見下し、お前たちの主張は通らんよ、と言っているような傲慢な笑いに見えてしまうのである。共謀罪、共謀罪というが、共謀しているのはお前達だろうと言いたくなるのである。そしてこういった国民の声を封じ込めようとか、政府の言いなりに国民を統治しようとか、軍備を増強しようとかいった、きなくさいことが近隣諸国を刺激しているのだということに馬鹿共は気が付いていないのである。そんなに、軍備を増強したかったら、お前が鉄砲を担いで戦地まで行って来いと言いたくなるではないか!自分は一番安全なところにいて、人に指図をするな、と言いたいのである。


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