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歯は健康の源~人生100年を見据えて

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名古屋再考(2)~最高ではなくて再考

2016.12.21

東京が駄目になったら、大阪がある。大阪が駄目になったら、福岡がある。福岡が駄目になったら、ソウルだ、上海だ、となるらしい。いや、待てよ。どこか忘れてやいませんか?と、言いたくなるのである。そう、どこか忘れていませんか?どこか?どこ~?名古屋、名古屋があるがね!!!
今や、名古屋は忘却のかなたにある。本当に必要なものは決して目立たない。必要なものは常に泰然として、そこにあるからである。それが、大半のエコノミストには分かっていない。日本経済が思ったように伸びないのはなぜかって?政府が間抜けだからである。

もうすでに国の在り方も大きく変わってきている。人々は容易に国境を越え、少しでも居心地の良い場所に移動しようとする。グローバル化の波はいやおうもなく、既に水際を超えて、津波の様におしよせてきているのである。そのことをほとんどの日本人が理解していない。

それでは日本の強みは何だろうか?相手をもしたたかに呑み込むような外交だろうか?いや、私の見る限り、日本の外交は児戯に等しい。特に政治家は脳足りんとしか言いようがないのである。しかし、日本の立ち位置は微妙なところにあるのは明白である。北にロシア、西に中国という超大国と対峙し、東に太平洋を挟んで、これまた、超超大国のアメリカと対面している。南はというと、インドシナ半島を中心に東南アジア諸国がひざ元に鎮座ましましているのである。又、地形的に見れば、これまた、プレートとプレートの、まさに、せめぎ合っている場所に日本列島は位置しているのである。だから、地形的にも天変地異の何があってもおかしくない。だいぶ前もいいとこだが、小松左京の日本沈没もむべなるかなである。こんなところに我が日本は位置しいているのである。大陸の東も東、極東に位置している、泡沫(うたかた)のような国である。それが日出づる国、日本である。

では日本の強みとは何か?資源もない、農業をやるにしては、こんな山ばかりの細長い、小さい国ではいかんともしがたいのである。では何があり、何が最も強みなのか?そう、物作りである。これだけは他の追随を許さない。いかに中国が真似しようと、ロシアが力づくで北方四島を我が物顔に蹂躙しようと、アメリカがいかに物量で我が国を再び攻めて来ようと、物作りだけは日本には叶わないのである。

日本文化とは何か?それはこだわりの文化である。どうでも良いことにこだわって拘って、拘りぬいていくのである。そして、元のものとは似ても似つかない、それを遥かに凌駕した究極の形にしあげていくのである。こんな芸当はオタクでなければできないのである。まさに日本文化はオタク文化なのである。このような特質を持った文化は私が知る限り、世界のどこにもない。カルロス・ゴーンはそこに目を付けたのだろう。奴は日本文化がどういうものか知っていたのである。 

今や、東京は瀕死の状態である。豊洲移転もかなわず、東京オリンピックも以前の理念はどこへやら飛んでいき、金食い亡者に豹変してきたのである。ならば、大阪かといえばそうでもない。流通で栄えた大阪も流通拠点としての必要性はなくなりつつあるのである。ならば名古屋しかないではないか!住みたくない都市ナンバー1の名古屋。しかし、名古屋が日本の物作りを担ってきたのも事実である。ド田舎、名古屋、よそものを嫌う名古屋。しかし、私は、もう一度、本当に必要なものは何か、脚光を浴びなくても常に泰然として、そこに存在しているものは何か?に多くの日本の皆様に気づいてもらいたいが為に、このブログをしたためたものであります。ゆえに名古屋再考~最高ではなくて再考なのである。日本が生き残る道はこのオタク文化、物作りしかないのである。しかし、この道は他のどこにも真似は出来ない、唯一日本が誇れる何物にも代えがたい文化なのである。日本万歳!名古屋万歳!天皇陛下万歳!今日は天皇誕生日である。

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