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歯は健康の源~人生100年を見据えて

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International Dental Clinic(国際歯科) の日記

方向音痴

2016.10.16

 今や、わが国は人口減少の道をひたすら突き進んでいる。地方は限界集落化し、住んでいるのは高齢者ばかりである。当然こんなところにはまともな仕事はない。だから、ますます、働く者は地方を捨てて、都会に集まってくるという図式である。
 そこへもってきての天変地異である。地震、台風が次々に地方に襲い掛かり、もはや、地方だけの力では如何ともしがたくなってきているのである。
 一方で都会はと言えば、もはや東京はその許容量を超えてしまって、ひとたび、トラブルが起きれば、人々は行き場を失い、右往左往するばかりである。加えて、狭い空間にビルが林立する中でオリンピックをやろうなんて気が狂ったような発想である。オリンピック、オリンピックだと言って、たかが17日間だけの催しの為に、全てがそれに合わせるがごときである。何かがおかしい。何かが狂っているとしか思えないのである。

 政府が、集団的自衛権だ、秘密保護法だ、憲法改正だ、と言っているうちに、どんどん足元の高齢化は進み、医療・年金の当初のモデルは完全に破綻をきたしてしまっている。そして、地方と都会の格差はあらゆる意味でどんどん広がってきているのである。今や、地方には老人と猿しか住んでいない。山野は荒れ果て、廃屋のまにまに熊が頻繁に出没する有り様である。しかし、これが世界第二の経済大国を誇った現在日本のありのままの姿である。何かがおかしい。何かが狂っているのである。

 思うに、憲法改正だと言って政府自民党が音頭をとっても、なかなか前に進まないのは、国民がそれを望んでいないということではないだろうか?現憲法のどこに瑕疵があるのか?国民の大半はそう思っているのだろう。私もそう思う。

 そんなことより、他にやらなければならない事は山ほどあるのである。まずは経済の立て直しである。しかし、今のやり方では百年経っても経済は上向かないだろう。理由はいくつかある。まずはその理由を考察してみよう。第一に祝日が多すぎる。これではまとまった仕事はまず、できないのである。そもそも、ローティーションが回らない。例えば、週休2日だとしよう。木曜と日曜を休日だとして、もし月曜が振替休日だといって休んでいたら、実質、火曜日、水曜日、木曜は休み、金曜日、土曜は半日、そしてまた休日の日曜日がくるのである。ということは一週間のうち、実働3日半しか働いていないのである。しかも、歯抜け状態でである。こんなことをやっていて、果たして、経済が上向くだろうか?これは極端な例かもしれないが、まあ、似たり寄ったりである。

 そして、経済が上向かない限り、医療も年金も完全に破綻してしまうのである。それに、これからは、老人ばかりが増えていくのである。これでは当初のモデル設計ではとても無理である。果たして、若者は良い仕事を見つけるために都会に出て、地方は過疎化していき、東京はといえばぎゅんぎゅん詰めになってきたのである。

 そして、第二には地方にも仕事を作るということである。その意味では一頃はやって、姿を消した、首都移転計画もよかったのではなかろうか?今から思えば、決して荒唐無稽の話ではなく、あの時やっておかねばならなかった喫緊の課題ではなかったのではないだろうか?私だって、住むなら田舎の暮らしの方がよい。しかし、田舎には仕事がないのである。

 ことほど左様に、今やらなければならないことは、軍備拡張でも集団的自衛権でも憲法改正でもないのである。まさに、足元の経済基盤が失われようとしているのである。だから、私は今の安倍自民党は、方向音痴だと声を大にして言いたいのである。まさに、ばかでかい首相専用機など買い替えている場合いではないのである。私はあれを見て唖然としたのである。なぜ、いまこの時点でこんな旅客機よりも数段豪華だと思える新品の日の丸ジャンボが必要なのか?安倍こそ、クレ-ジーだと思うのである。まだ、前の立派過ぎる首相専用機があるではないか?それとも、大国の中国とかアメリカに見栄でも張りたいのだろうか?機内で何をやらかすつもりなのかと、下衆の勘繰りを入れたくなるぐらいである。そういうところが、この一見を見ても透けてみえてしまうのである。

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