International Dental Clinic（国際歯科） | 日記 | 外来語と日本語のはざまにあって。（その２）

　前のブログの続きで、私はどうしても、現在のインターネット普及にはあの訳の分からない外来語が障害になっていると思うのである。あれを曲がりなりにも日本語に翻訳して、もっともっと、身近に誰でも使えるようにしておかなければ、皆の衆には申し訳ないと思うのである。それが少しでもインターネットをかじった人間の責務であると思うのである。だから、もう少し、お付き合い願いたい次第である。

　ちょっと前に、私は某携帯ショップで用事のついでに、店員にログインって、何でしょうか？という質問をぶつけてみた。そうしたら、やおら、携帯を取って、こうやってログインして～ＩＤとパスワードを入力すると～、ログインして～、こうするとログアウトするんですが～、と言うので、だから～ログインって、何なの～？と聞いてやっても、まともな答えが返ってこなかったので、聞くのをもう諦めてしまった。その後、私は辞書を真剣に開いてログインを調べてみた。今ではもう明確だが、その当時はまだ、全然分からなかった。ログインとは要するに、ホームページの内容を書き直す為に、相手のサーバーに侵入することを言うのである。つまり、交信開始である。その時にＩＤつまり、個人認証とパスワード、つまり、合い言葉とでも訳そうか、それが必要なのである。そして書き直したら、ログアウト、つまり交信終了するのである。ただ、それだけのことである。

　インターネット、つまり、相互通信網を覚えたてのころ、やたらとドメインがどうのこうのというので、ドメインって、な～に？と聞いたか自分で調べたことがある。辞書には占有敷地がどうたらこうたらと書いてあるので、分かったような分からないようなだったが、要するにドメインというのは占有を表わす文字列のことで、つまり、ＵＲＬhttp://wwwに続く識別の番地のことである。だから、ＵＲＬ、つまり、その番地が書き込まれた文字列のキーを入力すると、その番地が中に割り振られているどこかにあるサーバー、つまり、どこかにある発信側のコンピューターに繋がり、そのサーバーが発信している情報を見ることが出来るというただそれだけのことである。だから、ドメインというのはまさしく、占有している住所の登録番地と一緒である。そして、それがサーバーと相互に繋がっているから、これをインターネット、相互通信網というのである。つまり、サーバーとパソコンが相互に電話線で繋がっているというただそれだけのことである。

　その他、インターネット用語は分からないことまるけである。大体、アプリすら最初は分からない人が大半ではないだろうか？なぜ、あれを実行プログラムとでも翻訳しないのだろうか？笑えてくる話だが、最初、あれをアップリケのことだろうと思われたのは私一人ではないはずである。誰が一体、何の目的でインターネットを分かりにくくしたのだろうか？

　この際、日本語にうまく言葉を翻訳してみようではないか！そうすれば、インターネット、つまり相互通信網が分かってくる。分かってくれば、もっと、もっと身近に感じれるのである。そして、身近に感ずれば俄然、やる気がでてくるのである。今の外来語ばかりでは、何が何だかさっぱり分からない。何か馬鹿にされているような感じすら受けるのである。そうなれば、よほど、必要な人間でないかぎり、インターネットなど、見向きもしなくなってくるのである。私だって、必要に迫られなければ、こんな日本語に訳そうなんてことはしなかったはずである。言葉をそのままにして、カタカナに変えただけの実に不誠実で、鼻持ちならない連中のことは一先ず置くとして、私はこれからも大いに相互通信網を自分なりに活用したいと思っている次第である。恰好悪さは二の次である。訳の分からぬアカウントとかガシェットとか、そんな言葉を覚える必要はない。堂々と日本語で行きたいと思う次第である。

ユーザーズアカウントと言うのではなく、使用者識別記号と言った方が、恰好は悪くても余程、使用者にとって、分かり易いのではないだろうか！？私は心底、そう思うのである。そして、今の日本がなんだか、冴えないのも、日本人が自分たちのアイデンティティー（独自性）をなくしているからではないだろうか？